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2015年1月30日金曜日

単純作業の向こう側


営業希望で入社したものの希望は叶わず総務、資材課を経て経理に配属された私は、この見るからに単純な作業を黙々とこなしている部署に正直、魅力を感じなかった。
配属後の主な仕事は伝票NOの取得と証憑の貼付け・銀行廻りに振込み処理。 1年経ち2年経ち3年目になっても変わらない。嫌気がさした私は上司を呼び出し、今の仕事に価値を見いだせないことを正直に打ち明けた。すると上司は、黙って私の業務を代りにやって見せてくれたのだ。
結果は、愕然とするものだった。こんな単純な作業なのに2割ほど処理速度が速かったからだ。今思えば、上司は適正な時間を常に把握していて時間が短くなれば次の仕事を与えるつもりだったのだろう。以後、仕事のやり方は一変し、常に業務の手順を並び替え、工夫の限りを尽くした。スピードを追い求めた伝票押印は連打で終には流血。流血しながら収支済印を押す馬鹿がいると社内で話題になりギャラリーが来る始末だった。おかげで空いた時間に少しずつ仕事が増えていった。だが「絶対、営業に行ってやる」と内心思っていた。入社5年目、同期が成果を挙げている中、単純作業をしている自分が悲しかった。

晴れて簿記の上級試験に合格した私は決算業務に加わることが許された。初年度は、まさに足手まとい。時間内に終わらず、上司に多くを手伝ってもらった。1,2年は真似るのが精一杯だった。深夜まで楽しそうに淡々と集計作業をする姿が奇妙に見えたのもこの頃だ。
だが、決算業務3年目になると違った姿に見えてきた。この単純な集計・整合作業は、限られた時間内に「経理原則」を実現するための創意工夫が詰まっていることに気付いたからだ。極限まで削ぎ落とされた段取りと詳細に整理された業務、簿記上級者の間でのみ通用する阿吽の呼吸は、ある種、玉鋼からたたき出す日本刀の作業工程のように思えた。そう、単純作業も磨かれ輝きが増すのだ。そこには先人の英知と誇りがある。

ある日、出来上がった決算資料をまるで「作品」のように愛しむように製本する上司を傍らで見ていた時、上司はボソッと言った。

「少しは仕事が面白くなってきた?」「だけど今、君が見ている景色と俺が見ている景色は全然違うよ。来年はもっと面白くなる」と。

私は転職し、あれから長い年月が経つ。先輩は今、どんな景色を見ているのだろう。



                            日本ジェノス株式会社

                            経理部長  荘司享利

2015年1月29日木曜日

これから、5年間

営業活動をするなかではいろいろな方とお話をします。
近ごろ特に話題にあがるのは「これからの東京」です。

築地市場の移転や、今後の商業施設誘致の予定など、その中でも私たちの業界の、大手企業様や個人事業のオーナー様、スタッフの皆さんまで期待を込めているのが「東京オリンピック」です。
2020年開催予定の「東京オリンピック」、経済効果のほどは賛否両論ありますが、国内外の人が、日本、東京に注目することは間違いないわけで、この機会をビジネスチャンスと捉え、多くの方々が様々な活動をされていると日々肌で感じています。

それに加えて、ユネスコ無形文化遺産に登録され欧米を中心に世界でもブームになっている「和食」が、国内でも改めて注目されており、飲食業界やそれに関わる人たちは、来る大イベントに向けて、さらに「和食」が注目されることを予測して計画をしています。

そして、当然ながら和食には日本のお酒が求められますから、焼酎・泡盛・日本酒・国産ワインなどへのお問合せや、お求めになる方が多くなってきたと感じています。
中でも日本酒は、海外でも人気が高く、近い将来、外国でも日本酒が手軽に飲めるようになると思います。

そうした中、当社も改めて日本酒の良さ、おいしさを発信するべく、役員からセールススタッフまで、いろいろな持論を日々展開させ、時にはおもしろおかしく企画をしているさまを見ていると、改めて日本酒の奥深さを感じます。

もちろん、日本酒以外の商品も、さまざまなシーンでご提供させていただいており、日々、日本の飲食文化の楽しみを共有しながら働いています。


これから社会に出るみなさん、
これから5年間の日本・東京の飲食業界、酒類業界は、特におもしろくなりますよ!


ジェノスグループ株式会社
執行役員営業副本部長  永倉充雄

2015年1月28日水曜日

採用ブログお引越し


こんにちは。

日本ジェノス株式会社 総務部 添田です。


いつも弊社採用ブログをご覧いただき、ありがとうございます。



ブログ開設をしてから半年を迎えたことを機に、より多くの方に弊社のことを知っていただきたい

思いから、昨年末以降、弊社グループの経営陣が積極的に登場しております。



また、ブログ記事の見やすさを考慮して、唐突ですが、このたびこちらのサイトに引越しました。



これからも分かりやすく、時には熱く、メッセージを発信していきたいと思っておりますので、

今後とも よろしくお願い致します。








 ※ ジェノスグループ採用ブログは2015年1月29日 こちらに引越ししました。

   引越し前の記事もご覧のページの ブログアーカイブから閲覧可能です。

2015年1月26日月曜日

先日行ったコンビニでの事

先日、糖分がほしくなりコンビニに立ち寄った時の出来事です。

オジサン化してきた私にとって、ケーキ屋さんに一人で入りケーキを買うのも少し抵抗があるためコンビニでスイーツの買い物ができるのはうれしい限りです。
今日は何にしようかなぁと思い、スイーツ棚を探索していた所、目についたのは袋に入ったこの商品!


         


通常コンビニのスイーツは、プラスチック容器に入った物が多い中
この商品は、同じ棚に並んでいました。
今日はこれにしよう!と思いレジでお会計をした時に起きた出来事です。

初めて入ったコンビニで、ちょいと強面もお兄さんが一言!

「これおいしいですよ。オススメです♪」

びっくりしました。

コンビニといえば、いつもの会話といつもの作業というマニュアルに沿った対応が普通です。
どちらかと言うとふつう過ぎるサービスがあまりにつまらなく感じるくらいです。
そんなコンビニの店員が言ってくれたこの一言が非常にうれしく追加で1個買っちゃいました。

私たちの商売でも同じ事が言えると私は思っています。
いつものお客様とお話させていただく時に、一言自分の言葉を加えるだけで
相手の受け取り方は変わってきます。
少なくても、私はこの後このコンビニに立ち寄り、不思議とその強面男子のところに並んでしまっています。

例えマニュアルがあったとしても、最後は人です。
自分の一言を加えて、人と対話してください。

ちなみに、損はさせない濃厚な味わいです。
一度ご賞味ください。

ジェノスグループ株式会社
千葉支店 営業部長  原田哲彦

2015年1月23日金曜日

20歳だった私への今、伝えたいこと

これは今月10日(土)日経朝刊別冊の「何でもランキング」のタイトルです。
全国40~60代男女1000人によるアンケートの結果です。
アンケート項目は2つ、a「具体的な行動」編ベスト10とb「心がけ」編ベスト10です。

a「具体的な行動」編ベスト10    b「心がけ」編ベスト10
 ①貯金をしよう          ①時間を無駄にしないで
 ②本当にやりたい仕事を      ②健康一番で過ごそう
 ③勉強しよう           ③目標をもとう
 ④家族を大切にしよう       ④積極的に何でもやろう
 ⑤役に立つ資格を取ろう      ⑤色々なことに感謝しよう
 ⑥人生設計をしよう        ⑥今できることをがんばろう
 ⑦海外に出よう          ⑦人生を楽しもう
 ⑧結婚相手は慎重に選ぼう     ⑧自分で決断しよう
 ⑨いろいろな人と話をしよう    ⑨自信をもって
 ⑩就職後は辞めずに働こう     ⑩前向きに生きよう

バリバリの現役の40代の男女、定年を視野にまだまだ頑張らねばならない50代の
男女、後輩や自分の子どもが力をつけてきて自身の引退を目の当たりにしている
60代の男女が、いろんなことを考えながらアンケートに答えている姿が浮かんで
きます。

20歳の自分に伝えたい気持ち、若い人に伝えたい気持ち、自分の子どもに伝えたい
気持ち、自分の人生を反省する気持ちなどが複雑に交差しながら真剣に考えている
姿を感じるのは私だけでしょうか。

20歳の私自身はaからもbからもほど遠い、恥ずかしくも怠惰な学生でした。
親元を離れて下宿しながら学校に通っていましたが、
「親の脛(すね)かじる息子の歯の白さ」
という川柳を感じながら、また川柳を地でいく学生生活でした。

そんな20歳の自分に伝えたいことは何だろうか。

伝えたいことは山ほどあります。
でも数が多いほど伝わらないといわれています。
絞りに絞って。

a「具体的な行動」編        b「心がけ」編
 ③勉強しよう          ②健康一番で過ごそう
 ①貯金をしよう         ⑦人生を楽しもう

絞りに絞って選んだものは、あまり得意な分野ではありませんでした。
しかもじつに平凡です。

○勉強しよう、といっても中味は新聞と本をしっかり読もう、です。
新聞と本を継続的に読むことで、社会で起きていることを広く、継続的に情報蓄積
することができます。
この情報蓄積、つまりデータベースは社会人として基本中の基本です。
私の場合、実際に新聞を読む習慣が身についたのは、社会に出てしばらくして
新聞を読んでいる人と話をしていて、話がわからなくて恥ずかしい思いをしたことが
きっかけでした。
また、大学で学ぶことはもちろん大事ですが、学びを繰り返すことは社会で仕事を
するためのトレーニングだったのではないかと感じます。
そして学んでいるなかで、1つでもテーマとして深く掘り下げたいものに出会えたら、
それはラッキーではないでしょうか。

○貯金をしよう、は毎月天引き貯金をしてたまったお金には手をつけない、です。
まずは100万円、つぎに300~500万円の貯金は、社会人として必要だと思います。
人は何かトラブルや事故などに遭遇することがあります。
そのときにお金がないために対処できないことがあるとしたら残念なことです。
結婚するにもお金はかかります。
またエイヤーと起業することがあるかもしれません。

○健康一番で過ごそう、は当たり前です。
でも社会人になると、仲間と酒という魔物が会社に住んでいます。
私の場合ですが、月~金は毎日残業、そのあと仲間と飲んでいました。
土日は飲みませんが、けっこう仕事に出て同じパターンの繰り返しでした。
毎日遅くまで飲むということは、
・健康によくない、
・お金を浪費する、
・勉強する時間がなくなる
という社会人として最悪の習慣ですね。
この魔物に対するには、事前に具体的な制限や目標をもつことが唯一の対策です。
魔物は会社ではなく、なんと私自身の心のなかに住んでいたのです。

○人生を楽しもう、も当たり前です。
楽天的に生きようという意味ですね。
人生長いあいだにはいろんなことがありますから、ときどき自分に「人生楽しんでる?」
と問いかけることが必要です。
一度しかない人生です。


思えば、私の場合一番の問題だったのは、仲間と酒という魔物に自ら取り込まれて
しまったことでした。
この魔物の厄介なところは、その日飲む仲間がいないとなると、仲間を探してでも
飲みにいくという「習慣化」ですね、自ら穴に落ちてゆくという。
私のスケジュール表は夜の予定から埋まっていった記憶があります。
でもその魔物は「かけがえのない仲間」も与えてくれました。

そして運にも恵まれ、今楽しい人生を歩んでいます。
もっともラッキーだったことは、45歳のときに人生をかけて追及するテーマとめぐり
会えたことです。
ラッキーに大感謝。

                            日本ジェノス株式会社
                              取締役  廣岡享

2015年1月21日水曜日

総務実務と三人の師匠

 いまは、「監査役」という一般的には物珍しい職務を担当しています。
 サラリーマンで38年、株主総会の運営全般は25回、社葬は2回など、とにかく経験は豊富です。初期には株主総会前日の深夜に「ガバッ」と起きて資料を確認することが多々ありました。しかし経験はあるものの馬齢を重ねたのではないかと感じています。というのは、重要で懸案の業務を達成すると、自分に旅行やほしいものなどのご褒美を与え、その成果を忘れようと心掛けているからです。「謙虚さ」を無くすと、本人の強いと思っている分野で失敗すると思い、そのつど新たに取り組んでいます。

 想いおこすと、20代は、指示されるままに、予算、決算、広報、調査など本当に広範囲に業務をこなしました。新しいことばかりで、充実感がありました。30代はとにかく総務として働きました。そこでは新人研修は無く、仕事も自分で考えて行っていました。40代には主に経営と法律を学びました。勤務先ではアウトプットばかりで、インプットがゼロに近かったので、その反動かもしれません。50代には、好きな分野を遊ぶ感覚で知識を深化(?)させました。一番楽しい時期でした。
  
 社会人としての経験は、ほとんど「総務」の分野でした。総務には、庶務事務、文書事務、株式事務、法務事務、会議運営、人事事務、給与計算など広い分野があります。私は、そのほか、増減資、社債発行、新株予約権発行、特別清算(会社を清算し税務面を固めること)、証取開示(証券取引所で会社情報を発信すること)、リストラ、合併、会社分割、などを行いました。これは、本人が経験することで自己を高めるため、あいつは暇そうで悩みもなさそうだ、総務だから、という三つの原因が考えられますが、どれだと思われますか。実は最後の総務だから、という理由です。総務は実に守備範囲が広く、かつ限度やゴールも決まっていない職務です。

 これまでの長い社会人勤務で、怖い上司は三人でした。その方たちの共通点は、業務分野での広く深い知識を持ち、仕事に厳しく、妥協しないという点です。不真面目だったときには、誠実に怒られます。理詰めで細部にも拘るといった特徴もあります。三人とも分野を極めておられ、他分野でも見識を活かされていました。

 この三人に学んだことは、原因と結果の分析、連鎖反応の推定、具体的に・計数で明示、考え抜くこと、仮説の立案、などでした。この三人には人生の「師匠」として本当に感謝しています。就活されている皆さんは、あらゆる業務に興味をもってみませんか。
                                                            日本ジェノス株式会社
監査役 吉田温

2015年1月19日月曜日

昭和41年、巷に ブロードサイド・フォー が歌う「若者たち」が流行りました。
♪♪君の行く道は はてしなく遠い だのになぜ 歯をくいしばり 君は行くのか そんなにしてまで 
君の行く道は 希望へと続く 空にまた 陽が昇るとき 若者はまた 歩きはじめる♪♪
このブログを読まれる大半の方はこの歌を知らない世代の方々でしょうから少々不安になりながら書き出しました。

皆さんはヤマメ(山女魚)という魚を御存じですか。生まれるとすぐに仲間同士 餌を取り合い大喧嘩になります。結果、勝ち組のヤマメと負け組のヤマメに大別されます。
強く優秀なヤマメはそのまま川に残れますが、負けてしまった落ちこぼれヤマメは、しかたなく故郷を後に、海をめざします。そして2年の時が流れます。静かな山の清流の中で、体長18センチ程に成長した優等生ヤマメの前に、ある日突然 体長50センチ以上にもなる巨大なヤマメが現れます。そう、2年前に海へ追いやられた落ちこぼれヤマメが、サクラマスと名前を変えて故郷の川に戻ってきたのです。1度は戦いに敗れた落ちこぼれヤマメですが、大海原の試練をくぐりぬけ、故郷の川に残ったヤマメより大きく成長することが出来たのです。可能性って無限なのですね。「時」は大切なものですね。

その商人は『時』を売っていました。「いらっしゃいませ。『時』は如何でしょうか」
一人の客は1時間買い、それを読書に使いました。
「私には1週間下さいな」女は1週間買い、それを海外旅行に使いました。
「10年ほしいのだが」老人が商人に尋ねました。「お客様、10年となりますといささか値がはりますが」「かまわん、いくらでも払う。10年分が欲しい。」
10年分を買った老人は、それを病気の妻に贈ったそうです。  (You Tube 時の商人)

「時」は無限の可能性を秘めています。老人が大金を叩いてでも手に入れたい「時」を
若者は誰もが持っているのです。
でも有効に使わないと 毎日少しずつに減っていき、いつの間にか無くなってしまいます。
使い方は簡単。チョッピリの努力を毎日休まずに続ける事です。そして可能性を信じ決ってしてあきらめないことです。つまずきを恐れず 可能性を信じ突き進んで下さい。決してあきらめないで…

私たちは「時」を持つ貴方を待ちます。可能性を信じ大切に思うから。
 
株式会社宇佐見商店
代表取締役社長 宇佐見透

2015年1月16日金曜日

夢を持つ


私が幼い頃は、まだ高度経済成長の始まったころで一般の家庭ではカラーテレビなど無く、エアコン、洗濯機、等ほとんどの家では珍しかった時代でした。

その頃、乗り物が好きで自動車にとても興味を持っていて将来の夢はタクシーの運転手になることでした。それは毎日、好きな車の運転が出来てずーと乗っていられるという単純な希望からだったと思います。
まだマイカー時代が到来する前で、車を持っている家庭は珍しく人々の憧れでした。

その後、成長につれて車に対する憧れは薄れ、タクシーの運転手にならなくても乗れるし、車の運転は日常生活の一部になっていきました。
中学、高校時代には同じ乗り物でも自家用セスナ機で日本中の空を飛んでみたいという只々漠然とした夢に変わったり、ゴルフに興味を持って将来プロゴルファーになりたいと思ったりと、コロコロと変わったように思います。

成人して社会人になってからは、どちらかと云うと仕事中心で会社の理念とか、大きな会社にしたいとか現実的な夢で、目標とも言えるものに変ってきたように思います。

今では自分の事より、息子と一緒に酒を呑めるようになりたいとか、社員さん達と夢の共有をしたいとか、他者との関係の中で一緒に喜び合えるような夢へといろいろと変わってきています。齢ですかねー

振り返ってみると幼い頃、青春時代、成年、中年、晩年と時代と共に夢は変ってきましたが、夢があるからそれぞれの時代の中で、充実感や生きがい、やりがいを感じて生きて来られたのだと思います。

私が得た教訓は、“人生の課題はその時その時代で生きる覚悟を学び続けること”だと思っています

夢を持って何かを目指して生きる事は、仕事も人生も楽しくします。

ジェノスグループ株式会社
顧問  齋藤宏彰
 

2015年1月14日水曜日

面接では正直に答えよう

仕事柄、面接で面接官が見るポイントってなんですか?と、聞かれることがあります。

ところで近ごろでは、応募者の皆さんの意識が非常に高く、こちらが驚くほどの事前準備をしている方が多いと感じます。
反面、それを受け止める企業側の意識や姿勢が、いまだに昭和型の”面接をしてやっているんだ”という雰囲気の面接があるのも事実で、これは企業側が反省をして、改めなければならないことです。

さて、面接官はどこを見ているのか・・・の答えですが、難しいことはありません。

面接ですから自分を良く見せたい!これは誰しもが思うところ。
しかしよく考えてみましょう。
自分の実力の底を見せまいとして大きく見せていては、その人自身の本当の姿を知ることはできません。

私は30点の人間です。
しかし、これから社会に出たら1点ずつでも点数を上げていきたいと思います。

こう正直に言える人を求める企業は多いはずです。
もちろん弊社もそうです。
新卒採用は企業にとってみれば未来への投資です。
その未来に可能性を感じさせてもらえる素直で正直な人と一緒に未来を夢見たい、と思うものです。

いやいや、正直に自分をアピールしたのにダメだった・・・

そういうこともあるでしょう。
ですが、あきらめてはいけません。
あなたが目指す先は他にもまだまだあるはずです。

少なくても弊社では、そのような方を歓迎しています。

ジェノスグループ株式会社

取締役 田邉英雄 

2015年1月13日火曜日

同窓生と年月

2015年1月13
ジェノス・ワイン・マーチャント株式会社
代表取締役社長  島田 明彦

 かれこれ学校を卒業して30年になります。
同窓生とはそれぞれにその後の勤務した業界も異なっていることから、機会を見つけては近況報告を兼ねて集まっていましたが、特に近年は年齢も回数も重ねてきたことから大変心地よい集まりとなってきました。

卒業間もないころは、お互いに背伸びを意識してか自分をことさら大きく見せよう、頑張っている様子を説明しようと、聞く人にとっては聞きづらい話が多かったのではないかと思います。参加いただいたゼミの先生も、各人の奮闘記にアドバイスを贈りながら「みんなは私の手塩にかけて製造した言わば製品だ。所属企業の要望に合うようにこの製品を成長させ、場合によってカスタマイズしていくのも、製造者としての私の大切なアフターケアだ。」などと半ば冗談も交えて聞いておられました。さながら企業対抗プレゼンテーション大会のようでした。

それが20年を過ぎ、25年を迎えたあたりから少し様子が変わってきました。各人の話は成功談よりはむしろ失敗談、仕事を通じて人との触れ合いにより初めて理解したことや感銘を受けたこと等が中心となってまいりました。自分が成し遂げた成功の数々は、実はその何倍もの失敗やしくじりを経て成り立っていることが分かったと話した人もいました。失敗談をきちんと話せることは物事の本質に気づいているからなのかもしれません。
いずれにしても、背伸びをすることなくありのままの各人の話ができる成熟した関係へと変わったと感じています。同窓生たちの話を聞いて、仕事面だけではなく人生観まで考えさせられることが多いなと感じています。

どうでしょうか、なかなかピンとこないだろうと思います、当然です。年月が必要です。
皆さんにも同級生は大勢いらっしゃることと思います、ぜひこれからも交流を続けていただきたいと思います。時には気になることや聞きづらい話もあるかもしれません。私の経験から申し上げるまでもなく、人は時間を経て様々な経験から変わっていくものです。いずれは関係も変化します。大切なのは、その関係や集まりを無理することなくできるだけ自然に続けていくことです。やがて、それはあなたのかけがえのない関係となることと思います。30年後を楽しみに新たなる関係をどうぞスタートさせてください。


2015年1月9日金曜日

つぶやき


たまに若い?社員とお酒を飲みます。最初は少し緊張して お堅い雰囲気になります。
それがお客様であられる飲食店の新規開店お祝いを兼ねた席であれば尚更です。
「ご開店おめでとうございます」「今後のご繁盛を祈念いたしております」「今後共何卒
宜しくお願い申し上げます」等々 ご挨拶から始まり、しかも会社の経営陣が同席していれば当然といえば当然かもしれません。
しかし段々お酒が入り、口も滑らかになってくると少しづつ普段思っている本音をのたまう輩が出てきます。社員の本音を聞くことは時に楽しく、勉強になることもありますが、
通常は耳の痛い話が大半です。なぜなら批判が多いからです。社会、会社、上司、同僚、
部下、商品、仕組み なんでも悪口を言おうと思えばいくらでも出てきます。ある意味人とはこういうもの、つまり誰でも皆言い訳したり、人のせいにして、自分を正当化したい。
かくいう自分もこの典型であるわけです。うまくいかないとき、自身を反省する前に必ず
「あいつが、、、」と思ってしまう。で、「おーそうじゃない、自分の力不足なんだって」とやっと気付く。だからわずかながらでも成長していける(と信じています)。
批判を一通り聞いたあと、「で、君はどうするの?」と質問したりすると、一瞬酔いが覚めたように黙り込んでしまいます。しかし、その中で敢然と「こうしたい」「こうやったら良いと思います」と意見が言える社員がいます。またそこまではいかなくても「君が動いたらいいじゃない」と言うと「やりますよ!」と答えてくれる社員がいます。こういうやりとりは楽しいし、明日からまた頑張ろうと活力が湧いてきます。

近年 飲酒運転による事故のニュースが毎日のように報道され、あたかも「酒が悪い」ような感覚を植え付けられている気がします。とても残念です。本来酒を飲んだら乗るな、飲むなら乗るな というのは一般常識であって、このルールを守れないことが根本的な問題であります。つまりは完全に人に起因していことであるわけです。

酒はルールを守って楽しく飲みたいですよね。飲酒運転は絶対しない。人の迷惑にならない。これらは最低限のルールですが、もう一つ自分なりのルールがあります。それは出来るだけ「平等の立場で飲む」ということです。今は一社員でも独立して飲食店を開業され、当社のお取引先になれば 経営陣と社員という立場から、お客様と経営陣へ変わるからです。今の上下関係?は必ずしも永遠のものではありません。
こんな話もしながら社員と飲むと結構本音を言ってくれたりするものなんですね。

2015/1/9
ジェノスグループ株式会社
代表取締役会長  伊藤哲也

2015年1月7日水曜日

自分自身のテーマを創る

2015年1月7日

自分自身のテーマを創る 

 夢膨らむ新年を迎えてから早一週間が経ちました。あっという間に門松を外す七草になりましたね。就職活動を行う方もスイッチが入る時期に突入した感じでしょうか。
 私は貧乏学生でしたので就職間際までアルバイトに明け暮れる日々を送っていました。
 今では多くの学生が卒業旅行で想い出をつくることができる羨ましい環境にありますし、それは自分自身の世界観を拡げる意味でもたいへん重要だと思います。
 とは言え、私も運輸会社への訪問販売のアルバイトを長く行いましたので、将来は営業職に就きたいという希望を適えるための良い経験になりました。
 
 さて、私は大学を卒業するまで海外旅行の経験が皆無でした。日本各地は何日も掛けて巡りましたが、自分の世界観は小さ過ぎないかと就職前に自問していました。
 そこで就職を機に立てた目標=テーマが、「50歳前に100回以上海外渡航をする」というなんとも思いつきに近いものでした。
 幸運にも私は酒類業界に就職することができ、大好きなお酒を扱う仕事に就きましたので、世界の様々な酒類とそれをお客様に提供する多くの飲食店様での飲用動向を直に目にすることができました。
 そこで酒類(特にワイン)を販売し且つ飲用しながら気付いたことは、お酒は小さな世界旅行だということです。世界各国の酒類に触れて、またそれらを世界の料理とともに味わって、未だ観ぬ世界の国々に想いを馳せることの繰り返しが、立てた目標の実現を後押ししてくれました。
 ワインやハードリカー・紹興酒等の関係で海外出張する機会も増え、またお客様と話す材料は海外現地で出される料理やお酒の飲まれ方にあると自答し、時間をつくっては海外旅行をすることが生活の中で中心となる趣味になりました。
 その結果、44歳で海外渡航回数の目標を達成しました。その中で目にした事・驚いた事・学べた事は、雑学も含め自分自身の大きな財産と考えていますし、自分なりの世界観を創生してこられたのかな?と自認しています。
 特に海外で仕事をされている日本の若者にお会いする度に、彼らのグローバルな考え方や逞しさに感心し、また逆に日本の良さを改めて感じることができ、多くの「気付き」を得ることができました。

 海外での体験だけで創生できることは極一部かもしれませんが、学生の皆さん其々が様々なテーマを持ってユニークなパーソナリティになっていって欲しいですね。

 当社では、そうした酒類の販売を通じて、食文化の発展に貢献することを大命題にしています。
 若い方々の意見や発案こそが、それを深化してくれる原動力になってくれることを願ってやみません。
 ハツラツとした学生の皆さんがどのようなテーマを持って、どのようなパーソナリティに育っていかれるのか、楽しみですね。




                   ジェノスグループ株式会社
                 代表取締役社長 清水隆義
 

2015年1月5日月曜日

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

4年生の方は学生生活を終え、いよいよ社会人生活がスタートする年、
3年生の方は、就職活動が本格的に始まる年、
新たなスタートを切る年です。
気を引き締めて1年間元気に過ごしましょう。

ということで、
そんな大事な年の始まりには初詣にも行きたいものです。


ところで、私はその昔とても不勉強で初詣といっても、とりあえずそれっぽい所に行って手を合わせればいいんでしょ?くらいのレベルでした。そんな感じで訪れたのが京都の嵐山にある宝筐院という寺院です。

ここはとても珍しく、南北朝の武将が並んで葬られています。
北朝方の武将さんが、敗れた南朝方の武将さんの武勇に敬意を表して自分が死んだら横に葬って欲しい、
と言われてお墓が立てられました。

しかしただ単に並んでいるのではなくて、右側(向かって左側)に北朝方、左側に南朝方と並んでいます。
昔から右側に立つ人が上の位にあたることから、右側に葬られています。

よく言いますよね。
「おれの右に出る者はいない」
今では、その道を極めた人が使ったりしますが、
私も一度くらいは「おれの右に・・・」なんて言ってみたいものです。。。


(だいぶ話が脱線してしまいましたが・・・)
今年社会人になる方も、これから就職活動を始める方も、
仕事に、学業に、”右に出る者なし”と言われるように
今年も来年も再来年も・・・頑張りましょう!





日本ジェノス株式会社

総務部 添田