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2015年5月29日金曜日

お客様満足度

弊社のお客様へお伺いした時のことです。
私達の席を担当しているホールスタッフの方が、常に周囲の状況に気を配り、例えば、飲み物が無くなれば、「お飲み物は、如何ですか」と絶妙のタイミングで声をかけてくれました。
その対応が、担当の席すべてに対して、自然になされており、それがなんだか嬉しく、楽しい一時を過ごすことができ、また来たいと思いました。
別の機会に、社長にお話をお伺いすると、特に、お客様への気配りや雰囲気を読みながら声をかけることについては、重点的に指導しているとのことでした。
店長ができていても、現場スタッフができなければ意味が無く、特にアルバイトスタッフへは注力しており、この行動が売上を上げることにも繋がっているとのことでした。
人によって、感じ方、考え方は違うかもしれませんが、当たり前のことが、実際に、当たり前に、きちんと出来ていることが、お客様へ好感度を与え、お客様満足度を高めることになるのだと感じました。

弊社も飲食文化サポート事業におけるお客様満足度NO.1、お客様に信頼される企業・社員を目指し、日々、精進をしております。
事業理念にもある、人々の心の豊かさを高めることを少しでも実践する為に、お客様は何を求め、それに答える為には、何をしたら良いかを考え、行動することが必要です。
いろいろなことが便利になり、こんな高度な時代だからこそ、基本である当たり前のことを先ずは当たり前に、確実におこなうことが求められているのかもしれません。

ジェノスグループ株式会社
営業本部 千葉支店長  齋藤 敏行

2015年5月28日木曜日

本代を安くできます

 本にもブームがあり、まるでシリーズのように、品格、片付け、育児、○歳代にすること、ビジネス思考、コンサルタントのノウハウ、時間術、アドラー心理学、メンター探しコーチング、などがあり、似たテーマで著者を探して出版社が競う、という事情を垣間見ることができます。若者の本離れなどで出版不況はいよいよ深刻になっているようです。さらに、キンドル(電子書籍で、紙ではなくスマホ等で読む)という選択もできるようになりました。

 就職活動中の面接で、最近読んだ本とその感想を聞くという質問を受けることもありえます。そのために就職活動の準備、また細切れの移動時間で、「これっ」という本を読みましょう。探すのは本屋ですが、せめて週1回は本屋に行きましょう。タイトルを見ることで、あなたの欲求を刺激(いま困っていること、興味・関心のあることを思いだす)して、結果的にほぼ必然のように「その本を購入する」ことになります。

 さて、本の読み方です。普通は通読(最初から最後まで)することで読んだと納得するのですが、それだけでは「もったいない」のです。メモしましょう。忘却曲線の理論どおり、本の中身や有難みは簡単に忘れてしまいます。思い起こすことも困難です。メモしましょう(しつこい)。

 さらに、メモを読み返す、要約して人に話して反応を確かめる、それら体験からメモでの項目の価値観が変わることもあります。だんだんとメモの取り方も核心をつくようになり、体系的なメモとなり、上手になります。折角ですから、図書専用のメモ帳を作りましょう。脳内に記憶を定着させましょう。

 ここから以下が本題です。通読することは時間がかかります。忙しい貴方には目次で読みたい部分を確かめてそこだけ読む方法もあります。はじめに、目次が大切なのです。
 「はじめに」で意欲と趣旨がわかります。「目次」で内容と展開を予想します。
 もちろん時間があれば通読しましょう。著者の少数意見、こだわり、異様な偏見、偏った愛情、理論の個性的な展開などを感じましょう。

 全部読んだ、ポイントはメモした、要約して人に話してみた、という以外に、「いいな」と感じたことは、是非とも「行動」してみましょう。それは的確なものか、それは本当か、それは自分に合っているか、などが確認できます。行動してみて「いいな」と思うことは、それを「習慣」にしましょう。例えば毎朝5時起き、定時のスポーツ、寝る前の反省、ペンと紙の持ち歩きなど、習慣にまでなれば、そのあと、期待以上の「成果」を感じるのではないでしょうか。


日本ジェノス株式会社
監査役  吉田 温

2015年5月27日水曜日

急がば回れ

現在の変化激しいスピーディーな時代の真ん中にいる皆さんには違和感のあるタイトルかもしれません。スピード感を持って決めたことに邁進するのは無論重要ですが、進路選択においては必ずしもそうではないという一例を参考までに、お話し致します。
このタイトルの言葉を進路の決め手としたのが、就活生の方々の同世代のヒーロー、日本ハムの大谷翔平選手です。
ご存知の方も多いと思いますが、大谷選手は高校時代から圧倒的実力を誇り、当初日本のプロ野球を経ずに、直接米国メジャー(MLB)入りを決めていました。
心、日本にあらずと他球団が手を引いた中、日ハムがドラフト1位で指名、無謀と言われた交渉の中で、大谷選手の心を動かしたのが、日ハムのスカウトが作成した“ 夢への道標 ”という、26ページからなる資料だそうです。(残念ながら、自分は直接は拝見してません)
内容は、大谷選手の夢[①MLBトップの実力プレーヤーになる②トップとして長く活躍③球界のパイオニアになる]を日ハムが把握・共有してそのための協力・育成が出来る球団である点、日韓若年層の米国挑戦の実態(厳しい現実)、などが続いた中で、心を動かしたのが、
「びわ湖~~ 急がば回れ」なる項目。急がば回れの語源が室町時代の「東海道で京に向かう際、びわ湖を渡る水路の方が、瀬田の陸路よりも近く思えるが、比叡山から吹き下ろされる強風で船が遭難する危険があるので、急ぐならあえて陸路を使え」と詠んだ歌に由来していると書かれた上で、
「米国は大きなザルにかけ、網目に残る水だけが次へいける。こういう競争も強さの一つであり必要かもしれない。対して日本は、日ハムは小さなマスで、大事にくみ取って育てて行く、若い時に技術を学ぶには世界最高のシステムを持っている」
「米国に直接船を漕いだ方が近道のように思うかもしれないけれど、日本という遠回りの陸路を行った方が、夢①~③をかなえる協力が出来るので結果的には近道。二刀流として、パイオニアになりましょう」
これ以外にも色々書かれていたと思いますが、この「びわ湖」なる項目で大谷選手の心が大きく揺れたようです。勿論、直接MLBに行ってももっと成功しているかもしれませんが、これから就活される方々にとっては大事な進路選択、周囲の先輩、希望企業の方々、いくつかの話を聞いて色々な点から判断されると良いと思います。ただ決めたらそこで頑張って下さい。弊社も、育成というものは非常に大事なものとして位置づけて取り組んでおりますので、一緒に仕事する機会があればと願います。

ジェノスグループ株式会社
営業本部 城西支店長  西村 正哉

2015年5月26日火曜日

伊藤会長に続く相撲話

 大相撲5月場所は、関脇 照ノ富士優勝という大波乱の中、幕を閉じました。13日目を終えて、単独トップを走る白鳳が絶対的有利であり、判官贔屓(ほうがんびいき?or はんがんびいき??正解はどちらの読みも可)の私は、深夜に放送されるダイジェスト版で、活躍の場面が少ない日本人力士の、稀勢の里、遠藤、渋いとこで安美錦などに、空しい声援を送る毎夜でした。ところが週末、まさかの展開で白鵬が千秋楽を前に二連敗するなど、筋書きの無いドラマを堪能しました。伊藤会長が10日程前、最強横綱として第18代横綱の大鵬関について書いておられ、最強の横綱に要求されるのは、ただ強いだけでなく、人としての品格こそ重要とありました。柳の下にドジョウはいないことはわかっていますが、私も少し相撲についてつぶやいてみます。
 その昔、角聖と呼ばれた第19代横綱の 常陸山。名前からも解りますが、水戸の士族の出身で、武士道を相撲に取り入れた人物です。曰く「真の相撲道とは、単に勝敗にこだわるのでは無く、徳を重んじ『心・技・体』の充実に努めなければならない」というものでした。
その相撲道を更に高めたのが69連勝を打ち立て“不出の横綱”と呼ばれた、第35代横綱 双葉山です。その彼が連勝記録を止められた時、周りの人には一言も弁明しませんでした。
しかし夜中になってから、古くからの友人に、こらえきれず漏らしたのが『我、未だ木鶏たりえず』という言葉だったそうです。
 昔、中国に闘鶏を育てる名人がおりました。ある日の事、王は自分が育てた鶏を、名人の鶏と戦わせてみたいと思い、尋ねました。しかし名人は「王の鶏は、カラ威張りばかりで、自分の力を過信しております」と断ります。更に数日のち、再び聞きますが断られます。以後何度尋ねても、そのたびに他の鶏を見て、いきり立つとか、目を怒らして己の強さを誇示するから、など理由を付けては断り続けます。いい加減にあきらめかけた頃、名人は次の様に申し上げ戦いに応じました。“木鶏の如き「泰然自若」になりましたかな”と。
 名人は王に向かい「闘鶏が最高の状態に仕上がれば、もう他の鶏の鳴き声など聞いても相手にせず、まるで木を彫りこんだ木鶏の様に、泰然自若としておるものです。これこそ『徳』が充実した証しであり、天下無敵の姿なのです。」と。

道を究めた人は、もはや他人に惑わされる事など無く、居るだけで周囲の模範となるもので、自ら木鶏たらんと相撲道に精進した双葉山をもってしても連勝記録が止まった時、思わずつぶやいた“我、未だ木鶏たりえず”。
若さとは、かようにも美しく輝きて、無限の可能性を持つ尊きものなり。


株式会社宇佐見商店
代表取締役  宇佐見 透

2015年5月25日月曜日

情報リテラシー

 就活生の皆さんも“情報リテラシー”という言葉を聞いたことがあると思います。“リテラシー(literacy)”とは「読み書きできる能力」、“情報”という事場と合わさって「情報を収集、選別、判断、活用する能力」つまり「情報を有効に使う能力」という意味になります。これもご存知だと思います。
 “情報リテラシー”などと言うと、何か特別な訓練を積まないと習得できない様なイメージを持つ人がいるかも知れませんが、そんなことはないと思います。一部の専門家が使うテキストマイニングの様な特殊な技法は別にして、情報の受け手として標準レベルの一般常識と少しの批判的な視点が有れば十分だと思います。

 今、この情報リテラシーは仕事をしてゆく上で欠かせないものになっています。世の中どの分野でも情報が溢れています。その信頼性もまちまちです。私が思うに、それなりに信用できると思える情報でも、その殆どが“帯に短し襷に長し”で即使える情報ではありません。
 情報を発信する側は色々な制約下で不特定多数を相手にしている場合が殆どで、受け手の側も、人によって必要な情報の種類も程度も違いますから当然と言えば当然です。要は受け手の側が情報を選別、補充、明確化しなければならないということでしょう。それが「情報を有効に使う」ための前提だと思います。

 一つ例を出しましょう。
 “民法改正”の話、最近になって情報量が増えてきました。「120年ぶりの大改正」などと言われていますが、今年の4月1日の某新聞社(全国紙)のネット記事で
 ~「中小企業が融資を受ける際に求められる連帯保証。軽い気持ちで引き受けた結果、金融機関から返済を求められ、悲惨な結末を迎えることも。改正法案では第三者が保証人になる場合、公正証書の作成を義務づけることで保護を図る」~とありました。
 発信元は全国紙ですから信頼性は問題ないと思いますが、なんだか漠然とした情報ですね。民法はあらゆるビジネスに関係していますから、ビジネスパーソンが「へぇ~そうなんだ」とそのまま鵜呑みにするのは情報リテラシーとして“?”ですね。そのビジネスパーソンが販売会社の人だと「では、当社が新規先と取引契約を締結する時、取引先の保証人が第三者の場合は公正人役場に出向いて公正証書を作らないといけなくなるな。しかし、その時間とかコスト、手間を考えると実際には第三者の保証は取れないな」という思考になるかもしれません。

 こういう場合、もう少し批判的(クリティカル)に見た方が良いと思います。例えば「あらゆる保証契約に適用されるのかな? 実際の法案にはどう書いてあるのだろう?」とか・・・・・・
 信頼できる発信元の情報を選別して入手し、その情報を先のネット記事情報に補充し、そして判断し、明確にする。ということで、実際の法案を見てみると「事業のための貸金等債務または事業のための貸金等債務を含む契約の保証人になる場合は、公正証書で保証意思を表示しなければ効力を生じない」(抜粋・要約)となっています。つまり商品の売買契約は対象外ということが明確になりました。

 さて、このブログ記事も一つの情報です。就活生の皆さんも批判的な視点でツッコミを入れてみて下さい。


【余談】
 民法改正案は今年の3月31日に閣議決定され、同日衆議院に提出されました。次は衆議院法務委員会での審議ですが、進んでいるのでしょうか? やはり、今国会は集団的自衛権がらみの安保関連法案が優先でしょうか? 会期は6月24日までで、それを8月10日まで延長しようと話し合っているとのことですが、「約200項目に及ぶ大改正」と言われている改正民法は今国会で成立するのでしょうか? 成立したとしても施行日はいつになるのでしょうか、政令や省令は、いつ、どのようなものが出されるのか。私の仕事に直接関係しますので、しっかりウォッチしてゆきたいと思います。


ジェノスグループ株式会社
営業本部債権管理部長  村下 肇

2015年5月22日金曜日

ちょっといい話

ゴールデンウィークも終わって五月も半ば、巷は母の日のイベントで一盛上がりをして終わりました。
ところで母の日の市場規模がクリスマスの市場の金額より大きいって知ってましたか?
贈られる側の多くは団塊の世代で今や60代半ばです。
贈る側の団塊ジュニアの世代は経済的にもゆとりができ、人口ピラミッドを見ると、共に人口が多い事や、クリスマスよりも1人当りの贈り物に使う金額が多い事も市場の規模を大きくしている原因だと言われています。
昔と違い、お花をプレゼントするのは全体の約半分ぐらいだそうです。

今や少子化の中で対象人口が少ないクリスマスの市場は縮小している様です。

これからの贈答市場はお中元、お歳暮などの決まった行事より個々のライフスタイルを中心に変わりつつ在るようです。
イベント行事の多様化や個性化が進み、贈る日や相手がまちまちで小さな市場でも年中行事になって行きそうです。

先日、当社でこんな事が在りました。
4月入社から一ヶ月以上が過ぎて初めての給料日がやって来ました。
新入社員のA君が上司に相談してウイスキーを社員価格で欲しいと言っています。
話しを聴くと初めてもらった給料で父親にウイスキーをプレゼントするそうです。

なんだか微笑ましく、とてもいい気分になりました。

気持ちを表現するプレゼントには贈り手の言葉が隠れています。
今までの感謝の気持ちをうまく表現できなかったりしてもウイスキーが代わりに言ってくれます。
あとで聴いたら、親父さんの顔も満更ではなかったようです。
社会人になった息子と一緒に呑みたかったのかも・・・

私も息子と一緒に一杯呑みたくなりました。
就活生のみなさんも最初の給料は親御さんに何かの心を贈ってみては!
プレゼントが響きあうちょっといい話でした。

ジェノスグループ株式会社
顧問  齋藤 宏彰

2015年5月21日木曜日

今年の新入社員たち その2

こんにちは。新木場センター 鯉沼です。

新木場センターにも4月から2名の新入社員が配属されました。

今回はそのうちの1名を紹介します。



Q:お名前を教えてください。

 平田賢太郎です。

Q:入社のきっかけを教えてください。

  多数の企業が集まる合同説明会で、齋藤顧問とお話をさせていただき、会社の特徴や、
  業務内容に魅力を感じたのがきっかけです。


 Q:入社してから生活環境に変化はありましたか?

  朝早く起きるという生活が始まったので、入社以前と比べると、非常に規則正しい生活をしてい
  ます。


 Q:現在はどんなお仕事に携わっていますか?

  センター内のピッキング業務、内勤業務、配送の横乗りをしています。


 Q:将来、当社でやりたい仕事(目標など)はありますか?

  自分の語学力をいかしてワインの輸出入に携わることを目標としています。
  そのために業務の中で商品の知識をより多く吸収していきたいと思っております。


 Q:当社を志望される方へ一言お願いします。

  私も入社したばかりで、これから勉強をしていかなければならない身ではあるのですが、
  今働かせていただいて思う事は会社の人たちが皆温かいことです。
  分からない事があれば皆親切に教えてくださるので、非常に働きやすいと思います。
  お酒や配送業務に興味のある方は是非応募してみてください。
  先輩方が親切に教えてくれるので全く心配はいりません。

  
ジェノスグループ株式会社
物流本部新木場センター長  鯉沼 達矢

2015年5月19日火曜日

今年の新入社員たち

今年の新人を迎えてから、1ヵ月半が経ちました。
この期間、彼らは座学研修と実務を経験しながら、私が想像していた以上に日々成長をしています。1年の前半で最も忙しいゴールデンウィークの業務も経験しました。

彼らからすれば、たくさんの商品や仕事の進め方を覚えるだけでも大変なことだと思います。
また商品の中には重量物もありますから、庫内作業で体中が筋肉痛だったと思います。
先輩たちもよくサポートしてくれています。
新人たちと同じく、先輩社員のみんなも改めて頼もしく感じました。

そんな新人たちも、先日初めての給料を手にしました。
明細を手にしたときの、嬉しそうな顔、良いものです。
自分の新人時代を思い返しました。


さて、そんな彼らの現在を、(少しですが)本人の心境を交えてご紹介します。



物流研修で感じたことは、セールスドライバーは頻繁にお客様と顔をあわせるので、まさにジェノスの顔!であると感じました。お客様はドライバーを見てジェノスという会社をイメージすると思うので、挨拶や言葉遣いなど、丁寧な対応と社会人として恥じない服装や身だしなみにも気をつけたいです。研修では先輩の仕事ぶりを見ることができましたので、良い所はどんどん吸収していきたいと思います。まだ、何もできないですし、覚えることがたくさんで大変ですけど、先輩のご指導を身体と頭に叩き込んで、毎日コツコツと着実に積み重ねていきます。




入社してから現場の大変さ、社会の厳しさ、自分の不甲斐なさを感じました。一番忙しい時に体調を崩して寝込んでいたときに痛感しました。まだ学生の甘さが残っていたのだと思います。社会人としての基本を意識して、毎日必ず1つは成長が出来るように、これからも頑張ります。



1日の仕事の流れは、出社してからワイン庫に入り、すぐにピッキングを始めます。その日のシフトで人が足りなければ、それ以外の商品エリアのピッキングもやります。商品知識がないと、仕事の精度も悪くなりますから、自分なりに工夫をしながら商品知識の習得に向けて頑張っています。ワインの知識を身につけて、いつかワインのエキスパートになりたいと思っています。


ジェノスグループ株式会社
物流本部西部センター長  高橋 俊文

2015年5月18日月曜日

自分とは

2015年5月18日
ジェノス・ワイン・マーチャント株式会社
代表取締役社長  島田 明彦


 子供たちが就職する年代となって各方面の方々にお話を伺う機会がありました。
就職にあたりその心構えや面接時の対応について参考になればとのことからでありました。
 いろいろとご意見やお考えがありましたが、やはり一番なのは
 「この時期にあらためて自分はどういう人間なのかを掘り下げて考えてみること」
 これだと思いました。
 自分はどういう人間か。長所や短所は。どんな時に喜びを感じ、悲しいときはどんな時か。また自分の性格は?そしてどんな時もそのとおりか。どうしてそうなったか?など。徹底的に自己分析してみることが大切だというのであります。
 人生の中ではそう度々ではなく岐路があり、そのただなかに立った時こそ自分を掘り下げることが大切というものです。でもかなり難しい。自分を理解することは人を理解するより難しいのでしょう。
 考えるだけでは堂々巡りで深みに入っていくばかりなので、書き出してみてはどうでしょうか。自分の特徴を考え付く限り書き出してみる、喜びと感じる時はどんな時か、その理由も。そして勢いをつけてできれば自分の将来への想いについても書き出してみよう。
本当の自分の想いを確認するためです。何れ変わります、でも構いません。
自分を見つめることこそが大切と思います。

 これからも人生の岐路は数回訪れるでしょう。
 見るべき考えるべきは、相手ではなく自分自身であるということです。

2015年5月15日金曜日

積荷を制する者は、物流を制する3

 皆さん、元気ですか! 初夏を感じるこの頃ですが・・・(すでに暑いと感じる私は暑がりです。)

 今回は、GW(ゴールデンウィーク)連休前後の物流の話をさせていただきます。
 GW前後は、年間を通してもっとも物量が多くなる期間でもあります。
 この期間は、私も現場に足を運び物流業務をします。
 (作業量・物量が多いときこそ社員を成長させるヒントや作業・業務改善のヒントが見つかりやすいのです・・・と思っています。)前置きはさて置き・・・

 皆さん、物流にとってこのGW期間もっとも重要な事、必要な事はどんな事と思われますか?
 また、どのような問題や課題が増えると思われますか?
 ≪大型連休だから物量が増える・・・渋滞が多いから・・・商品在庫量が増える・・・その他多数・・・≫
 各センター・物流業務・作業では様々な問題や課題が予測されます。
 そうです!この期間の重要な事、必要な事とは、【予測】・【準備】となります。
 普段からも必要な事ですね。勿論、予測不可能な場合もあるでしょう。しかし、あらゆる事を想定し事前に準備をする事が大切な事となります。

 『備えあれば憂いなし』とことわざにもありますね!
 予測し、想定し、準備する事によってお客様へのサービスや対応の幅も変わってくるという事になります。何事もしっかり予測し、準備を進めましょう。

 ・・・・そうそう、普段は管理職をしている私ですが・・現場での業務・作業をする為の予測と準備を怠ってしまいました・・・『激しい筋肉痛に襲われました!!』こんな事ではいけませんね!普段より準備致します・・。

ジェノスグループ株式会社
物流本部長  塚越 穣

2015年5月13日水曜日

最強の横綱とは?

 今年の5月場所も5/10から始まりました。
最近は横綱を始め上位力士にずらりとモンゴル出身者が顔を並べています。大関陣に日本人が数人おりますが、残念ながら優勝争いにはなかなか絡めません。また次期大関・横綱候補も逸ノ城、照ノ富士といったモンゴル力士の名が挙がっており、少し寂しい気がします。

 相撲は祖父が大好きで砂かぶりの席を持っていたので、幼稚園の頃からよく祖父に連れられて観戦していました。その頃は相撲取り全員が日本人でしたので、よもや今のような状況になろうとは夢にも思いませんでした。僅かに白系ロシア人の血を引く大鵬がいたくらいでしょうか?この若手が出てきて、あれよあれよという間に横綱まで駆け上がり、同じ頃横綱を張った柏戸と大激戦を展開し、空前の相撲人気を作り上げていました。その後その席は父を経て当方へと引き継がれ現在に至っております。今まで何人もの横綱を間近で見てきましたが、「大鵬が最強、別格の横綱だ」と確信しています(但し当方の主観です)。

 今年、不滅と言われたその大鵬の優勝記録32回が白鵬によって塗り替えられました。そういう意味ではもちろん白鵬も平成の大横綱に違いはありません。しかし、しかしやはりNO.1は大鵬なのです。なぜでしょう?

 理由はいくつもあります。まづ対戦相手です。白鵬以外の現在の横綱、言ってはなんですが名大関として全うした方がよいという器です。大鵬時代は柏戸(当時当方は柏戸ファンでした)を始め佐田の山といった本当に強い横綱・大関が数人おりました。その中で達成した記録です。また相撲内容ですが、白鵬は常に自分の立会でしか立ちません。つまり「待った」が多いのです。対して大鵬は大げさに言うと胸を出して相手に当たらせておいてからでも立てる、というスケールの大きさがありました。

 最後に品格です。正攻法でほとんど引き技を使わない、張り手もしない(最近はボクシングまがいの殴り合いも散見されます)。土俵の外に出た相手にダメ出し(更に突き落とす)もしない。勝負がついた瞬間相手を思いやる姿勢があります。

 最強の横綱とはただ強いだけではなく、また記録だけではなく、人間として横綱としての品格というのも重要視されるべきだと思います。
(因みに当方は69連勝の双葉山は見ていません、悪しからず)

ジェノスグループ株式会社
代表取締役会長  伊藤 哲也

2015年5月12日火曜日

ミセス・モンダヴィの人的魅力に感激

 もう4年ほど前になりますが、フランス・ボルドーでJ・P・ムエックス社の盛大なメーカーズパーティが催されました。
 J・P・ムエックス社は、世界的に有名な高級ワイン、シャトー・ペトリュスを生産するボルドーでも有数の生産者です。

 このパーティにはフランスを中心に世界中から販売提携をしている有力パートナーが招待され、光栄にも私は最上座のテーブルで、ホストは同社当時代表のクリスチャン・ムエックス氏でした(半年前に同社を訪問した際に、日本からの土産で同氏に浴衣をプレゼントしたのが効いたのかもしれません・・・)。
 近くのテーブルには日本人は居ませんし多くはフランス人でしたので、私は非常に緊張して会食に臨みましたが、その場を和らげて下さったのは隣席のご婦人でした。
 当時確か86歳でいらっしゃいましたが、その方こそが、カリフォルニアワインの父と言われた故ロバート・モンダヴィ氏の奥様、マーグリット・モンダヴィさんだったのです。
 彼女は30歳台の頃に横浜に居住した経験があり、なんとなく懐かしい横浜弁をちょっとだけ話され、私も大いに会話が弾みました。

 その会食の始めに彼女が同テーブルのフランス人の皆さんに、凛とした態度で、
「Mr.SHIMIZUは日本人なのだから、このテーブルのメンバーは敬意をはらって、フランス語ではなく英語で話しなさい。」と言ってくださり、フランス語が不得手な私に思ってもいなかったサポートのお陰で、長い会食を楽しむことができました。
 彼女の威厳は絶大なだけでなく、(お歳を慮っては甚だ失礼ですが)重いフレンチ料理のフルコースを残すことなく召し上がり、ワインも何杯も飲まれていました。
 中座される際に手をお貸ししようとしたら、「私は人の手を借りる必要はありません。」と、叱られてしまいました・・・。
 これぞファーストレディ、これぞワイン業界に長く携わってきた方だと、私は同じ経営者としてその魅力に感激しました。

 さて、当社は多くのパートナーを有するインポーターでもあります。
 こうした機会を体験したり、素晴らしい方に出会うことができる可能性が、将来社員の皆さんにも創出できるチャンスがあります。
 酒類業界に興味のある方は、単に帰属した部門業務にとらわれない唯一無二の体験ができる立場を自ら見出すべく、自己啓発に努めた社会人生活を送っていただきたいと、切望します。
 自分自身を成長させてくれる環境は、自らが在りたい姿を追い続けることで創りあげていきましょう。
 そうした姿勢を、早くから醸成していただきたいですね。

ジェノスグループ株式会社
代表取締役社長  清水 隆義

2015年5月8日金曜日

面接対策


 まづエントリーシートを書いて、書類選考、筆記試験、会社説明会の後にようやく面接・・・かと思いきや、グループディスカッションがあって、その後にやっと面接。
 ようやく漕ぎ着けた面接も集団面接の場合もあると、個別面接はさらにそのあと。
 就職コンサル会社が起源になって、この20年で出来上がった新卒採用の流れです。

 皆さんは、面接はどういう目的でやると思いますか?
 応募者を”ふるい”にかけて絞るため?
 それとも単に入社試験?

 採用をする側から見ていると、一昔前に比べて今は、応募される学生さんの事前準備や意識がとても高いです。素晴らしいことです。
 しかし、それを受け止める側の企業側が、いまだに昭和型の「面接をやってやる」という意識であることが多いのです。
 そういう企業側の姿勢に違和感を持つ学生さんも少なくないはずです。冒頭に申し上げた選考フローというのもこれを裏付けているように私は思います。


 面接は、その方の良いところを面接官が見つけて、次の面接官、あるいは配属先の上司に「この人はこういう良いところがあって、反面こういう至らない部分があるから、それを意識してご指導されたし」といってバトンタッチしていくものです。
 応募者の個性を否定する所からスタートするものではないはずです。
 ですから、面接官の質問も定型化されないはずですね。
 その人の良いところを見つけようとするのだから、志望動機や、学生時代に打ち込んだことだけ聞いても分かりません。10人いたら10通りの面接パターンがあります。当たり前ですね。

 応募される方は、面接官の質問に素直に、正直に答えれば良いだけです。
 緊張するのは当たり前です。しかし、それが理由で不採用にはなりません。
 聞かれていることに、素直に答えられているか、です。
 そういうところから、面接官は、いざというとき、瀬戸際で逃げずに最後までやり遂げてくれる人か、を知ろうとします。

 安心してください。
 面接官も、限られた時間の中でその人の”良さ”を見つけようとして必死に探っているのです。
 そういう相手に小手先の面接対策など、かえって失礼になります。

 正直に、間違っても元気よく聞かれたことに答える。
 これだけです。

 ちなみに、当社の採用選考は、面接のみ2回です。
 さらに、面接の結果、NGだったとしても、何がだめだったのかフィードバックします。
 それを自分で受け止めて、あらためて、もう一度選考を受けたいというなら、再挑戦も受け付けます。
 くどいようですけど、分かりますよね?
 少なくとも当社は、「ここがおかしいよ」と言われたら、素直にそれを受け止められる若者なら、
 いつでも歓迎しますよ、ということなんです。


日本ジェノス株式会社
総務部  添田 順一郎

2015年5月7日木曜日

腕に自信のある人の言葉

2015/5/7
日本ジェノス株式会社
代表取締役  上野 善久



あのイチロー選手が、ニューヨーク・ヤンキースからフロリダ・マーリンズへ移籍しました。その記者会見が、今年の1月末に日本で行われました。
 フロリダの球団がイチローに気を遣って日本で入団記者会見をするという異例の扱いだったわけですが、その席上、イチロー節が連発されていて非常に面白かったです。
 イチロー節は、通り一遍の質問にも通り一遍に返答せず、彼特有の言い回しやたとえ話を織り込んで、もってまわった言い方も含めて味のある言葉になります。(これができるのは、昔のサッカー日本代表監督だったオシムさんくらいです。)

 さて、その記者会見で、「ファンの皆さんへ一言お願いします」という、あの恒例の、ありきたりなメッセージの要請がありました。
 そうしたら、イチローは「新しいユニフォームになりますが、これからも応援よろしくお願いします」と言ったので、私はびっくりしました。
 「え? あのイチロー節のイチローでも、こんなありきたりなことを言うようになったのか。もう全盛期を過ぎたので、喋りのほうも冒険をしなくなったのか」と半ば残念な気持ちでその会見を見ていました。

 そうしたら、一呼吸あってから、「・・・ということは絶対に言いません」と続けているではないですか!
 そして、「これからも応援してくれるような自分であり続けるために、最高の準備を怠らないことをお約束します。」と言い切ったのです。
 いやー、これには再度びっくりしました。カッコ良すぎでしょ。

 これぞプロのアスリート! プロフェッショナルが普段持っているべき矜持といいますか、心構えのありようが、この一言に凝縮されています。
 何日も前から考えておく時間を与えられたとしても、こんなに強いメッセージを発することができる人は、いくらその道のプロだと言ってもそうはいません。

 この一言で、またしてもイチローってすごい、並の選手とは別物だという認識を新たにしました。

 「お客様に信頼を頂ける会社であり続けるために、最高の準備を怠らないことをお約束します」言える会社になりたい。また、「同僚に信頼を頂ける自分であり続けるために、最高の準備を怠らないことをお約束します」と断言できる自分でありたい。

 そう、思いました。と書きたいところですが、「そう思う」こと自体に、中途半端では許されない強い決意が必要なくらい、もの凄いエネルギーに満ちた言葉だと思います。
 あなたは、皆んなの前でそう公言できますか?

2015年5月1日金曜日

「おあいそ」と「すいません」

 普段気になっている言葉づかいに「おあいそ」と「すいません」があります。
言葉ですからコミュニケーション成立上、伝われば良いのでいわゆる許容範囲なのでしょうが、できれば本来のつかい方をおすすめしたいものです。
 久しぶりに倅と外食した時にあらためて痛感しました。店員さんを呼び注文をするときに「すいません」を連呼する。お会計の時に「おあいそお願いします!」という。
 誰も嫌な顔をするわけではありませんが、私は我が息子でもあることから違和感を覚え一種の説教をしてしまうのでした。その大きな理由は、まだ駆け出しですが倅が飲食店に勤めているからです。
 「すいません」はそもそも「済みません」の口語であり、「すまない」の丁寧語で謝罪、依頼、感謝をするときに用いるものです。ですから間違ってはいないのでしょうが、できれば「お願いします」といったほうがすっきりします。
 「おあいそ」は本来お店側が「お愛想もなくて申し訳ありません」などと言いながらお客に勘定書を示していた言葉です。ですから「お愛想」とお客さんが言ってしまうと「このような愛想のない店からはもう出たいので、精算してくれ」というニュアンスになってしまうのです。できれば「お会計をおねがいします」といいたいものです。
 こんなやりとりのなか、父親として「こんなことも知らないのか~」「でも素直にきいてくれたなぁ」など複雑な心境でしたが、倅との距離を少々縮めることができたと感じ、ちょっぴり満足しながら店をあとにしました。

ジェノスグループ株式会社
副会長  田邉 辰雄