このブログを検索

2016年8月23日火曜日

AIの行方

 ネット販売に疎い小生。以下、雑誌で「へぇー」と思った記事を紹介します。

あなたがアマゾンに商品広告を出すとします。その時、次の2つの選択が出来るそうです。
即ち、①自分自身でキーワードや内容設定する。②全てをアマゾンに委ねる の2つ。
これは、大いに迷います。
世の中には奇特な方がいるもので、この両方を試した方がいます。つまり同期間、自分自身とアマゾンの効果測定を実施したというのです。
結果は・・・、(悲しいかな)本人の惨敗。しかもその差10倍。ここまで来ると本人の能力が低すぎた?という向きもありますが、実はこの方、マーケティングの専門家。本人曰く「もはや、そら恐ろしいレベルだ。多分、高度なAIによるロジックが組まれているに違いない」と舌を巻いたそう。 大変、興味深いです。

将棋で負け、囲碁で負けAIの進歩はSF小説を現実に変えていく。消費者志向をAIが先読みしているならマーケティング分野におけるブルーオーシャンは(大手によって)既に終焉を迎えているかもしれません。今後、高度な思考もAIに置き換わり、単純作業を人間が担う時代が来るとするならば、予算策定や戦略策定という業務さえAI化が進む筈です。だとすると人が策定した途端「不可能です。達成見込み0%です。やり直してください」・・なんてAIから出そうで怖い。徹夜して作成しても瞬時・冷静にご回答・・・・あなたなら耐えられます?

今は幸せな時代なのかもしれません。熱意や思いが伝わる最後の時代だから。願わくは、AIが人の身になって進歩してくれたら・・・って思います。

A:「効率が落ちています。このままでは目標達成出来ません」
B:「目標まであと少し。頑張って下さい」
C:「確率的に目標達成は不可能です。上司への言い訳を考えましょう」
D:「総合的な結論です。あなたに適性はありません」

小生なら是非、「B」でお願いしたい。こう考えると人間って面倒な生き物ですね。


日本ジェノス株式会社
管理部長  荘司 享利

0 件のコメント:

コメントを投稿